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【感想レビュー】辻村深月『闇祓』で考える「闇ハラスメント」とは?【人生や人間関係に効く一冊】

趣味
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1. 『闇祓』との出会い〜辻村深月さんの新作にワクワク!

こんにちは。
最近、辻村深月さんの新作『闇祓』を読み終えたばかり。興奮が冷めやらぬまま、感想を書きたくなりました!

実は「闇ハラスメント」という言葉に強く惹かれ、文庫本を買うつもりが奮発して製本版を購入。やっぱり辻村さんの作品は読むたびに心を掴まれますね。


2. 「闇ハラスメント」とは?知っておきたい新しい言葉の意味

この本のテーマはずばり「闇ハラスメント」。

【闇ハラスメント】
精神的に“闇”を抱えた人が、その心の闇から生まれる自分の事情や感情を一方的に押し付け、周囲を不快にさせる言動や行為。本人の意図に関わらず、相手が尊厳を傷つけられたり恐怖を感じた場合を指す。

こんな言葉、今まで聞いたことありますか?
身近な人や自分自身にも、実は思い当たる節があるかもしれません。


3. 読み進めるうちに感じる“イヤな感覚”と恐怖のリアリティ

物語に登場する“闇ハラスメント”を行う人たちの姿は、本当に恐ろしくて怖い。
身近な誰かを重ねてしまう瞬間も多々ありました。

そして、語りもまた絶妙で、正論のように聞こえるものの「それも闇ハラじゃ?」と感じる矛盾にゾクッとします。

この巧みな表現により、読者は知らず知らずのうちに著者に心理的にコントロールされているんです。


4. 語り手の正義と矛盾に翻弄される読者心理の巧みさ

語り手の正義に自然と共感し、応援したくなる…でもそれは“正義の押し付け”かもしれない。

無自覚のうちに自分も誰かに“闇ハラ”をしている可能性がある。
そんな恐ろしい気づきを得る瞬間も多く、読んだ後に深く考えさせられました。


5. 「闇ハラ」って身近にある?自分や周囲に潜む心の闇

自分の思いを押し付ける人は、意外と多いものです。

  • 自信満々に話し、不安を植え付けてくる
  • 自分の失敗を認めずに激昂する
  • 指摘に過剰反応する

もしかしたら、誰もが知らず知らず“闇ハラ”の加害者になっているかもしれません。

私も反省するところがありました。
みなさんはどうでしょう?


6. どうすれば「闇ハラスメント」に巻き込まれない?私の気づき

この本を読んで、私が大切だと感じたのは、

  • 自分自身の心の状態を常に俯瞰すること
  • 他人の正義を無条件に受け入れないこと
  • 笑顔とゆとりを忘れず、軽やかに日々を過ごすこと

「闇ハラスメント」に巻き込まれない、また加害者にならないために、心の余裕を持つことが重要だと強く感じました。


7. まとめ|辻村深月さんの作品が教えてくれることと、次に読みたい本

辻村深月さんの『闇祓』は、ただのミステリーではありません。
現代の人間関係に潜む“闇の言動”を鋭く描き、私たちに「自分を見つめ直す」機会を与えてくれます。

ぜひ「ちょっとイヤな感覚」を味わいたい方におすすめしたい一冊です。

次は映画化もされた『かがみの孤城』も読んでみたいなと、早くもワクワクしています!

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