映画好き婚活カウンセラーのクマです!
今回は、映画『セブン』で有名なデヴィッド・フィンチャー監督の名作『ゴーン・ガール』を観ました。
この映画はこれまでにも何度か観ておりまして、今回で3回目。
しかし実際に観てみると、「こんなに面白い映画だったっけ!?」と思わず興奮するような面白映画でした!
・結婚したい人
・結婚生活がツラい人
・夫婦とは何かを知りたい人
ぜひ観てほしい!
なんかわかんないけどスッキリした!ってなると思います。
本記事にはネタバレを含みますので、これから映画を観たい人は要注意です!
超簡単なあらすじ
その日、主人公ニックとその妻エイミーは、5回目の結婚記念日を迎える。
毎年やっている宝探しイベントをめんどくさく感じていたニックは、妹マーゴに悩みを打ち明ける。
近所のおじさんに呼び出されニックが家に帰ると、部屋の中には荒らされた様子が。
どこにもいないエイミー。
そして警察がやって来る。
とにかく妻エイミーが恐ろしい映画
ゴーン・ガールを観た後の感想として、誰もが口を揃えて言うことでしょう。
「エイミー怖すぎ…」
とにかく妻エイミーがヤバい。
目、イっちゃってる。
凡人の私には、まったく理解ができない。
でも心のどこかで、エイミーを少し応援してしまう自分が出てきたり…。
感情がすごく揺さぶられるような感覚。
何度も言うけど、エイミーがヤバい。
あれはもうホラー。
夫ニックも言うてヤバい
ニックを主人公として描かれている映画なので、ついついニック目線で物語を見てしまいます。
しかし映画が進むにつれ、出るわ出るわニックのクズさ。
若くてキレイな女と不倫
エイミーに手をあげる
ニックの話は嘘だらけ
妻の失踪を喜んでいる
仕事もない
だんだんニックのことが嫌いになってきます。
エイミーの策略なのか、映画を観る私たちまでもニックを信じることができなくなるんです。
結婚の基本的な問い
映画の冒頭で流れるニックのセリフ
「何を考えてる?」
「どう感じてる?」
「僕たちはどうしたんだ?」
この問い、あなたは口にしたことがありますか?
パートナーのことをどれだけ理解していますか?
私はゴーン・ガールを観て、妻のことを理解できているのか不安に感じました。
さらに理解しようとすることが、果たして必要なのかとも考えました。
夫婦とはいえ、もちろんプライバシーはあります。
なんでも知るのがいいわけではないですよね。
ニック、エイミー夫婦は、お互いを理解できていなかったのでしょう。
少なくともニックは、エイミーのことを全く理解していませんでした。
愛する、憎む、支配する、苦しめる
「それが結婚」
私の中で、映画で一番印象に残った言葉です。
結婚はお互いが愛し合って、憎み合って、支配し合って、苦しめ合うものらしいです。
「たしかにな…」と思ってしまった自分がいました。
- 夫を見下してイライラする妻
- 妻に怯えながら家に帰りたくない夫
- 夫が思い通りに動かないと不機嫌になる妻
- 妻に家事や育児を押し付けて全く手伝わない夫
結婚なんてしていなければ、上記のような感情にはならないんです。
結婚したから、そういう悪い状態になったと思いたいですよね。
でも実際は結婚が悪いわけではなく、結婚後にお互いががんばらなくなるからなんです。
つまり、自分たちのせいなんですよね。
ハッピーエンド?スッキリとしないラスト
この映画の怖いところは、ラストです。
失踪していたエイミーは、無事にニックの元に戻りました。
人を殺して血まみれの状態で。
「愛するあなたのために人を殺した」とエイミーは言います。
ニックにとっては、恐怖でしかありません。
世間の人たちは、無事に生還したエイミーと妻を殺してはいなかったニックの結婚生活を喜びました。
家の外では祝福ムードですが、家の中では毎日死の恐怖と隣合わせ。
私がニックだったら、あの家には住めないですね。恐ろしい…
世間的には、ハッピーエンドとして物語は終わります。
しかしニックにとっては、とてもハッピーではないエンドとなりました。