『ゴーン・ガール』とは?デヴィッド・フィンチャー監督の名作
映画好き婚活カウンセラーのクマです!今回は、デヴィッド・フィンチャー監督の名作『ゴーン・ガール』について語ります。実はこの映画、今回で3回目の鑑賞。何度観ても新たな発見があり、毎回興奮してしまうほど面白いんです。
『ゴーン・ガール』は、結婚したい方や結婚生活に悩む方、夫婦とは何かを知りたい人に特におすすめしたい作品。観終わったあと、なんだかスッキリする感覚があるのも魅力です。
※本記事にはネタバレを含みますので、初めて観る方はご注意ください。
(参考リンク:
デヴィッド・フィンチャー – Wikipedia
Amazon『ゴーン・ガール』)
超簡単あらすじ:夫婦の5回目の結婚記念日に起きた“事件”
映画は、主人公ニックとその妻エイミーが5回目の結婚記念日を迎えるところから始まります。毎年恒例の宝探しイベントを面倒に感じていたニックは、妹マーゴに愚痴をこぼします。
ところが、その夜ニックが帰宅すると、部屋は荒らされており、妻エイミーはどこにもいません。警察も呼ばれ、そこから物語は思いもよらぬ展開に…!
妻エイミーがヤバすぎる!“恐怖”のヒロインに心揺さぶられる
この映画の一番の見どころは、なんといってもエイミーのキャラクター。多くの人が「エイミー怖すぎ…」と口を揃えます。
彼女の目はまさにイっちゃっていて、凡人には到底理解できない行動や感情を見せます。でも、どこかでエイミーを応援したくなる自分もいたりして、感情が激しく揺さぶられます。
これはもうホラー映画といっても過言ではないでしょう。エイミーの魅力に引き込まれながらも、その恐ろしさに震える…そんな不思議な体験を味わえます。
夫ニックのクズっぷりも目を背けられない現実
物語はニック視点で進みますが、進むにつれて彼のクズっぷりも暴かれていきます。
- 若くてキレイな女性との不倫
- エイミーへの暴力
- 嘘だらけの言動
- 妻の失踪を喜ぶかのような振る舞い
- 仕事もないダメ男ぶり
正直、ニックのことが嫌いになってしまう人も多いでしょう。エイミーの策略もあって、私たち観客さえ彼を信じられなくなります。
結婚生活の根本を問うセリフ「何を考えている?どう感じている?」
映画の冒頭でニックが問いかける言葉が、胸に刺さります。
「何を考えている?」
「どう感じている?」
「僕たちはどうしたんだ?」
あなたはパートナーにこう聞いたことがありますか?相手の心をどれだけ理解しているでしょうか。
私自身、この映画を観て「自分は妻を理解できているのか?」と不安になりました。結婚生活において理解は大切ですが、全部知る必要があるのかも悩みどころです。
夫婦にもプライバシーは必要ですし、何でも知ればいいわけではありません。しかし、この夫婦は明らかに理解不足だったのです。
愛し、憎み、支配し、苦しめ合う…それが結婚?
私の心に強く残った言葉があります。
「愛する、憎む、支配する、苦しめる。それが結婚」
このフレーズに「たしかにな…」と深く納得してしまいました。
- 夫を見下しイライラする妻
- 怖くて家に帰りたくない夫
- 夫が動かないと不機嫌になる妻
- 家事や育児を押し付ける夫
結婚していなければ、こんな感情は持ちません。結婚が原因ではなく、結婚後にお互いが努力しなくなることが問題なのです。つまり、夫婦の問題は自分たち次第だと気づかされます。
スッキリしないけど考えさせられるラスト
この映画の怖さはラストにあります。エイミーは失踪から戻り、人を殺して血まみれの状態でニックの元へ。
「愛するあなたのために人を殺した」と告げるエイミーに、ニックは恐怖しか感じません。
世間は無事に戻った二人の結婚生活を祝福しますが、家の中では毎日死の恐怖と隣り合わせの生活が続きます。もし私がニックなら、あの家には住めません。
世間的にはハッピーエンドですが、ニックにとってはまったくハッピーではない結末でした。
【まとめ】映画『ゴーン・ガール』が教えてくれたこと
『ゴーン・ガール』は単なるサスペンス映画ではなく、結婚のリアルと複雑な人間関係を深く掘り下げています。パートナーを理解する難しさ、夫婦のもろさ、そして愛と憎しみの間で揺れ動く心情を鋭く描写。
結婚を考えている人や今の結婚生活に悩む人は、この映画を観て何かしらのヒントを得られるはずです。
映画を観て夫婦の本質に触れてみませんか?あなたの婚活や結婚生活に新しい視点をもたらすはずです!