「第1章」海外旅行で節約するとロクなこと起きない
私たち夫婦が結婚する前、
妻はワーキングホリデー制度を使って
カナダに住んでおりました。
約1年間、
カナダと日本で超遠距離恋愛をしていたのです。
(正確にはカナダのバンクーバーというとこ)
バンクーバーと日本では、
17時間の時差があります。
”ほとんど連絡が取れない”
そんな状態の遠距離恋愛でした。
友だちも少ない私は、
連絡を取る人もほとんどおらず、
毎日1人でゲームをして、
自堕落に生活しておりました。
体重も今より、20kg近く重かったです。
(↓当時の写真)
(髪が汚く伸びて、顔もまんまる)
(あふれ出る陰の人感)
仕事の繁忙期が過ぎ、
ゴールデンウィークに入りました。
久しぶりの長期休みが取れて、
半分ノリのような形で、
「思い切ってカナダに行っちゃおう!」
と一大決心。
早速、飛行機を予約。
お金もないので、
なるべく格安に済むようにと調べていると、
福岡空港から中国経由のカナダ行きを発見。
「うぉっ!これは安い!」
他の便に比べて飛び抜けて安い。
怪しさなんて何も考えず、
とにかく一番安い便に飛びつきました。
通常の思考ができる今なら、
少し悩んで一番安い便に飛びつきます。
(飛びつくんかい)
しかし当時の私には、
いろいろ考えることが難しいものでした。
「もうこれで安心」
英語も全く話せないのに、
「なんとかなるやろ」
と、謎の自信で予約を完了。
それから渡航日の数日前まで、
なにも準備をしないまま余裕ぶっこき。
直前に焦って、もうバッタバタ。
改めて予約内容をよく見てみると、
「乗り換え時間 6時間」
おや?
6時間ってどういうこと?
書いてあるとおりです。
経由地の中国で、6時間の待機があるのです。
カナダとか日本で6時間待機ならまだしも、
中国で6時間?
いやいやいや、無理でしょ。
なにもすることないじゃん。
荷物盗まれそうじゃん。
(海外の人に怒られるぞ)
行く前から軽い絶望を感じつつ、
カナダ旅行当日を迎えました。
2章へつづく…